【問126】eco検定 練習問題|公害を理解する視点
地域の環境問題と化学物質 問4/22難易度B(標準)
問題文
環境中における汚染物質の性質を理解する視点に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ストック汚染は排出と同時に影響が現れる汚染を指し、フロー汚染は長期間蓄積する汚染を指すとされる。
- 2.汚染物質が環境中に蓄積するかどうかにかかわらず、被害の現れ方や対策の考え方は同じであるとされる。
- 3.ストック汚染とフロー汚染という区別は、被害の把握には使われるが対策の検討では用いないとされる。
- 4.汚染物質が蓄積し被害を及ぼすストック汚染と、排出に伴い直接影響が及ぶフロー汚染を区別する見方がある。
解説
正解は4。公害を理解する視点の一つに、重金属などのように環境中に長期間蓄積し、時間をかけて被害をもたらすストック汚染と、排出とほぼ同時に影響が現れるフロー汚染とを区別する考え方がある。両者では被害の現れ方や対策の考え方が異なるため、この区別は公害対策を検討するうえで重要な整理となる。
1は誤り。ストック汚染とフロー汚染の説明が入れ替わっている。蓄積して長い時間をかけて被害が現れる方がストック汚染である。2は誤り。蓄積するかどうかによって被害が現れるまでの時間や広がり方が変わり、対策の考え方も異なってくる。3は誤り。この区別は被害の把握にとどまらず、蓄積した汚染をどう取り除くか、排出をどう抑えるかという対策の検討にも用いられる。
蓄積性と即時性という時間軸の違いを意識して整理しておきたい。