【問125】eco検定 練習問題|光化学スモッグの発生メカニズム
地域の環境問題と化学物質 問3/22難易度C(難しい)
問題文
光化学スモッグが発生するしくみに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.工場などから排出される粉じんが上空で冷やされて凝結し、霧のように空を覆う現象を指すとされる。
- 2.窒素酸化物や炭化水素が紫外線を受けて反応し、光化学オキシダントなど二次汚染物質を生じる現象である。
- 3.気圧配置の影響で大気が滞留し、有害物質を含まない水蒸気が地表付近に霧として広がる現象である。
- 4.フロン類が太陽光によって分解され、地表付近のオゾン濃度を大きく低下させる現象を指す。
解説
正解は2。光化学スモッグは、自動車の排出ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素といった物質が、強い日差し(紫外線)を受けて光化学反応を起こし、光化学オキシダントなどの二次的な汚染物質を生じることで発生する。目やのどへの刺激など健康影響が報告されており、風が弱く日差しが強い日に発生しやすいとされる。
1は誤り。粉じんの凝結による霧は光化学スモッグの発生メカニズムとは異なる現象である。3は誤り。光化学スモッグは有害物質を含まない水蒸気の霧ではなく、化学反応によって有害な二次汚染物質が生じる現象である。4は誤り。フロン類の分解によるオゾン層破壊は成層圏で起こる別の現象であり、地表付近の光化学スモッグとは区別する必要がある。
原因物質と反応の起こる場所を混同しないことが重要である。