【問106】eco検定 練習問題|水平リサイクルとカスケードリサイクル
循環型社会と廃棄物・3R 問6/22難易度B(標準)
問題文
リサイクルの進め方には「水平リサイクル」と「カスケードリサイクル」という呼び方があるが、この二つの違いの説明として最も適切なものはどれか。
- 1.使用済み製品を焼却して熱を回収するのが水平リサイクルで、埋立処分により減量するのがカスケードリサイクルである
- 2.使用済み製品を修理して使い続けるのが水平リサイクルで、部品を取り外して別の製品に組み込むのがカスケードリサイクルである
- 3.使用済み製品を同じ種類の製品に再生するのが水平リサイクルで、品質が下がり別の用途に再生するのがカスケードリサイクルである
- 4.回収した製品を選別せずまとめて原料にするのが水平リサイクルで、素材ごとに選別してから原料にするのがカスケードリサイクルである
解説
正解は3。水平リサイクルとは、使用済みの製品を回収し、もとと同じ種類の製品の原料として再生する進め方をいい、同じ用途で資源を繰り返し循環させられる点に特徴がある。これに対しカスケードリサイクルとは、再生の過程で素材の品質がもとの水準まで戻らないため、もとの製品より求められる品質が低い別の用途の製品として再生する進め方をいう。段階的に品質が下がっていく様子を、水が段々に流れ落ちる滝になぞらえた呼び方である。1は焼却による熱回収と埋立処分についての説明であり、この二つの区別とは関係がない。2は修理して使い続ける取り組みや部品の再使用についての説明であり、再使用に関わる内容で、リサイクルの進め方の区別ではない。4は選別の方法による区別としているが、この二つを分けているのは選別の手順ではなく、再生された素材がどの用途にどの品質で使われるかである。同じ製品に戻せるかどうかという観点は、資源を長く循環させるうえで重要な視点となる。