【問77】eco検定 練習問題|固定価格買取制度の考え方
気候変動とエネルギー 問25/28難易度B(標準)
問題文
再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.再生可能エネルギーの発電設備を導入した家庭や事業者に対し、国がその設備の購入費用を全額無償で支給する仕組みである。
- 2.電力会社が供給する電気のうち、再生可能エネルギー由来の分だけを無償で消費者に優先して配分する仕組みである。
- 3.再生可能エネルギーで発電された電気を、定められた価格で一定の期間、電力会社が買い取ることを義務づける仕組みである。
- 4.再生可能エネルギーによる発電量が需要を上回った場合に、その余った電気をすべて廃棄処分することを義務づける仕組みである。
解説
正解は3。固定価格買取制度は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気を、あらかじめ定められた価格で一定の期間にわたり電力会社が買い取ることを義務づける仕組みである。買取の価格と期間があらかじめ見通せることで、発電事業者は設備投資の資金を回収する見込みを立てやすくなり、再生可能エネルギーの導入を後押しする効果があるとされている。一方で買取に要する費用は電気の利用者が賦課金として負担する形になっており、国民負担のあり方が課題として議論されてきた。
1は設備購入費用の無償支給としているが、この制度は発電した電気の買取に関する仕組みであり、設備費用そのものを支給するものではないため誤り。2は再生可能エネルギー由来の電気を無償で配分するとしているが、実際には対価を支払って買い取る仕組みであり、無償配分ではないため誤り。4は余剰電力の廃棄を義務づけるとしているが、この制度は電気を買い取って活用する仕組みであり、廃棄を前提とするものではないため誤り。
制度の考え方を理解しておくと、再生可能エネルギーの普及がどのような経済的な仕組みによって支えられてきたのかを整理しやすくなる。