【問76】eco検定 練習問題|バイオマスがカーボンニュートラルとされる理由
気候変動とエネルギー 問24/28難易度A(易しい)
問題文
バイオマスをエネルギー源として燃焼させることが「カーボンニュートラル」とみなされる理由として、最も適切なものはどれか。
- 1.バイオマスはそもそも炭素を含まない物質であり、どれだけ燃焼させても二酸化炭素をまったく発生させない性質を持つため。
- 2.原料の植物が成長する過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収しており、燃焼時の排出はその吸収分に相当するため。
- 3.バイオマスは化石燃料と異なり、燃焼させる際には二酸化炭素の代わりに酸素だけを大気中へ放出する性質を持つため。
- 4.バイオマスを燃やす設備には二酸化炭素を大気中へ排出させない特殊な浄化装置が必ず設置されることになっているため。
解説
正解は2。木材や農作物の残さなどのバイオマスは、原料となる植物が成長する過程で光合成によって大気中の二酸化炭素を取り込んでいる。そのため燃焼時に放出される二酸化炭素は、成長過程で吸収した分に相当すると考えられ、大気中の二酸化炭素を差し引きで増加させないという考え方からカーボンニュートラルとみなされている。
1はバイオマスが炭素を含まず二酸化炭素を発生させないとしているが、バイオマスは炭素を含む有機物であり、燃焼時には二酸化炭素が排出されるため誤り。3は燃焼時に酸素だけを放出するとしているが、燃焼は酸素を消費して二酸化炭素などを発生させる反応であり、記述が逆であるため誤り。4は特殊な浄化装置の存在を理由としているが、カーボンニュートラルという考え方は装置の有無ではなく、成長過程での吸収と燃焼時の排出のつり合いに基づくものであるため誤り。
この考え方を理解しておくと、バイオマスがなぜ再生可能エネルギーの一種として位置づけられているのかを説明できるようになる。