【問59】eco検定 練習問題|適応策にあたる取り組みの見分け方
気候変動とエネルギー 問7/28難易度B(標準)
問題文
気候変動対策のうち「適応策」にあたる取り組みとして、最も適切なものはどれか。
- 1.工場や家庭に太陽光発電の設備を導入し、化石燃料の使用量を減らす取り組み
- 2.省エネルギー性能の高い機器に切り替え、事業所全体の電力使用量を抑える取り組み
- 3.猛暑に備えて暑さ指数の情報提供を行い、涼める場所の確保を進める取り組み
- 4.工場の排ガスから二酸化炭素を回収し、地中深くに貯留する設備を設ける取り組み
解説
正解は3。適応策とは、気候変動によってすでに生じている、あるいは今後生じると見込まれる影響に対して、被害をできるだけ小さく抑えるための取り組みを指す。猛暑に備えて暑さ指数などの情報を住民に伝えたり、外出先で涼める場所を確保したりする取り組みは、気温上昇という変化そのものを止めるものではなく、そこから生じる健康被害を減らすことをねらいとしている点で適応策にあたる。
1・2・4はいずれも緩和策にあたる。太陽光発電の導入や省エネルギー機器への切り替えは、化石燃料の使用にともなう温室効果ガスの排出そのものを減らす取り組みである。また排ガスから二酸化炭素を回収して地中に貯留する取り組みも、大気中に排出される温室効果ガスを減らそうとするものであり、いずれも気候変動の進行を抑える側の対策に位置づけられる。
「排出を減らす側か、影響に備える側か」という切り口で具体例を仕分けていくと、緩和策と適応策の区別が身につきやすい。