【問58】eco検定 練習問題|緩和策と適応策の違い
気候変動とエネルギー 問6/28難易度A(易しい)
問題文
気候変動対策における「緩和策」と「適応策」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.緩和策は気候変動による被害への備えを指す取り組みであり、適応策は温室効果ガスの排出を減らす取り組みを指す
- 2.緩和策と適応策はいずれも同じ内容を指す言葉であり、場面に応じて両者を使い分ける必要はないとされる
- 3.緩和策は排出を減らして気候変動の進行を抑え、適応策はその影響による被害を軽減する取り組みである
- 4.緩和策は途上国だけが取り組む対策であり、適応策は先進国だけが取り組む対策として整理されている
解説
正解は3。緩和策とは、温室効果ガスの排出を減らしたり大気中から取り除いたりすることで、気候変動そのものの進行を抑えようとする取り組みを指す。一方の適応策とは、気候変動によってすでに生じている、あるいは今後生じると見込まれる影響に備え、堤防の整備や作物の品種改良などによって被害を軽減しようとする取り組みを指す。両者は目的も手段も異なる。
1は誤り。緩和策と適応策の説明が入れ替わっており、緩和策は排出削減を、適応策は被害への備えを指す。2は誤り。緩和策と適応策は目的の異なる別の取り組みであり、同じ内容を指す言葉ではない。4は誤り。緩和策・適応策のどちらも、先進国か途上国かを問わずそれぞれの立場で取り組む対策であり、一方が特定の国だけの対策というわけではない。
言葉の意味を取り違えやすいため、「進行を抑える緩和」「影響に備える適応」という対比で整理しておくとよい。