【問57】eco検定 練習問題|気候変動が生態系や暮らしに及ぼす影響
気候変動とエネルギー 問5/28難易度B(標準)
問題文
気候変動が生態系や農業、人の健康に及ぼす影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.気候変動の影響は海洋や氷域に限られており、陸上の生態系や農業、人の健康には及ばないとされている
- 2.気温や降水の変化により、動植物の分布や開花の時期、農作物の収量、感染症の広がりにも影響が及ぶ
- 3.気温が変化しても動植物の分布域や生育の時期は一定に保たれ、生態系への影響は生じないとされている
- 4.気候変動によって熱中症や感染症のリスクが変わることはなく、人の健康への影響は指摘されていない
解説
正解は2。気温や降水パターンが変化すると、動植物の生息・生育できる範囲が移動したり、開花や渡りの時期がずれたりして生態系のバランスに影響が及ぶ。農業では栽培に適した地域や収穫の時期が変わり、収量や品質に影響が出ることも懸念されている。さらに気温の上昇は熱中症のリスクを高めるほか、蚊などが媒介する感染症の分布域が変化する要因にもなりうるとされている。
1は誤り。気候変動の影響は海洋や氷域だけでなく、陸上の生態系や農業、人の健康にも及ぶと指摘されている。3は誤り。気温の変化にともない動植物の分布域や生育時期がずれる例が報告されており、一定に保たれるとは限らない。4は誤り。気温上昇は熱中症のリスクや感染症を媒介する生物の生息域に影響しうるとされ、健康と無関係とはいえない。
生態系・農業・健康という一見別々の分野が、気温や降水という共通の変化を通じてつながっている点を意識しておきたい。