【問56】eco検定 練習問題|気候変動と海面上昇・異常気象
気候変動とエネルギー 問4/28難易度C(難しい)
問題文
気候変動が自然環境や人間社会に及ぼす影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.海面上昇はもっぱら海底の地殻変動によって生じる現象であり、気候変動との関連は指摘されていない
- 2.気候変動が進んでも、大雨や熱波といった極端な気象現象の起こり方に変化は生じないとされている
- 3.氷河や氷床の融解は海面の低下をもたらすため、島しょ国にとってはむしろ好ましい変化とされている
- 4.気温の上昇による氷河や氷床の融解と海水の熱膨張で海面が上昇し、極端な気象現象にも影響が及ぶとされる
解説
正解は4。気温が上昇すると、山岳氷河や極域の氷床が融けて海に流れ込むことに加え、海水そのものが温まって体積が増える熱膨張が起こり、これらが重なって海面が上昇すると考えられている。また大気や海洋が保持するエネルギーの変化にともない、大雨や熱波、干ばつといった極端な気象現象の頻度や強さにも影響が及ぶとされている。
1は誤り。海面上昇の主な要因として指摘されているのは海底の地殻変動ではなく、氷河・氷床の融解や海水の熱膨張である。2は誤り。気候変動の進行にともない、極端な気象現象の起こり方に変化が生じうると指摘されている。3は誤り。氷河や氷床の融解は海面の低下ではなく上昇をもたらす要因であり、島しょ国にとっては国土の水没などが懸念される好ましくない変化である。
海面上昇と極端な気象現象は別々の現象に見えて、どちらも気温上昇という共通の変化から生じている点を押さえておきたい。