【問54】eco検定 練習問題|フロン類と代替フロンの性質
気候変動とエネルギー 問2/28難易度B(標準)
問題文
フロン類および代替フロンに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.フロン類は火山活動などによって自然界で大量に生成される気体で、人工的につくられたものではない
- 2.オゾン層を破壊しにくい代替フロンにも強い温室効果があり、排出を抑えることが課題となっている
- 3.代替フロンはオゾン層を破壊せず温室効果ももたないため、大気中に放出しても環境への影響は生じない
- 4.業務用の冷凍空調機器に充填されたフロン類は、機器の廃棄時に大気へ放出することが望ましい
解説
正解は2。オゾン層を破壊する性質をもつフロン類の代替として導入された代替フロンは、オゾン層は破壊しにくい一方で、強い温室効果をもつ気体である。そのため気候変動対策の観点からは、機器の使用中の漏えいを防ぎ、廃棄する際には確実に回収するなど、大気中への排出を抑えることが課題とされている。
1は誤り。フロン類は自然界にはほとんど存在せず、冷媒や発泡剤などの用途で人工的につくり出されてきた気体である。3は誤り。代替フロンはオゾン層への影響こそ小さいものの温室効果はもっており、大気中に放出して影響がないとはいえない。4は誤り。業務用の冷凍空調機器に含まれるフロン類は、廃棄の際に大気へ放出するのではなく、適切に回収することが求められている。
「オゾン層を壊すかどうか」と「温室効果が強いかどうか」は別の軸であり、片方の問題に対応した物質がもう片方の問題を抱えることがある、という関係を押さえておきたい。