【問44】eco検定 練習問題|輸入品と水の関係
いま地球で起きていること 問6/23難易度C(難しい)
問題文
バーチャルウォーター(仮想水)の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.輸出国が農作物の生産のために実際に消費した水の量を、輸入国側の水道料金に換算して示す経済指標である。
- 2.海水を淡水化する際に必要となるエネルギー量を、水量に換算して表した指標である。
- 3.農産物や畜産物を輸入する際に、輸入国内で生産したと仮定して必要となる水の量を推定する考え方である。
- 4.河川や地下水など、輸入国自身が国内に保有している水資源の総量を表す統計指標である。
解説
正解は3。バーチャルウォーターは、農産物や畜産物などの食料を輸入する際に、もしそれらを輸入国内で生産するとしたらどれだけの水が必要になるかを推定する考え方であり、食料の輸入は間接的に他国の水資源を利用していることに気づかせる概念として用いられる。
1は誤り。輸出国が実際に消費した水量を輸入国の水道料金に換算するものではなく、金銭的な指標ではない。2は誤り。海水淡水化のエネルギー量とは無関係な概念である。4は誤り。輸入国自身が保有する水資源量を表す統計ではなく、あくまで輸入食料を仮に自国生産した場合に必要となる水量を推定するものである。
水資源が限られた地域から食料を大量に輸入している国は、間接的に他地域の水を消費していることになるという視点を持つと、水資源の偏在の議論とも結び付けて理解しやすい。