【問28】eco検定 練習問題|地球のエネルギーバランス
地球の基礎知識と生態系 問8/27難易度B(標準)
問題文
地球のエネルギー収支に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.地球に届いた太陽エネルギーはすべてそのまま宇宙へ反射され、地表や大気を暖めることはない。
- 2.地球は太陽からエネルギーを受け取る一方であり、宇宙空間へエネルギーを放出することはない。
- 3.地球が受け取る太陽エネルギーと放出するエネルギーはつり合い、気温は長期的に安定している。
- 4.太陽から受け取るエネルギーの量は緯度や季節によらず、地表のどこでも常に等しい。
解説
正解は3。地球は太陽から絶えずエネルギーを受け取る一方で、地表や大気からも赤外線のかたちでエネルギーを宇宙空間へ放出している。この受け取る量と放出する量がおおむねつり合うことによって、地球全体としては長期的に気温が大きく変動しない状態が保たれている。
1は太陽エネルギーがすべて反射されるとしているが、届いたエネルギーの一部は雲や地表で反射されるものの、残りは地表や大気に吸収されて熱となり、大気の循環や気象現象を引き起こす原動力となっている。2は地球からの放出を否定しているが、地表や大気は昼夜を問わず赤外線として熱を宇宙空間へ放出し続けており、これがなければ地球は際限なく高温になってしまう。4はどこでも等しいとしているが、太陽光の当たる角度は緯度や季節によって変わるため、受け取るエネルギー量には大きな差があり、これが気候の地域差を生む一因となっている。
地球全体のエネルギー収支という視点は、温室効果ガスの増加がなぜこのつり合いを崩し、気温上昇につながるのかを理解する前提となる。