【問189】知的財産管理技能検定3級 練習問題|海外特許調査
知財実務 問29/40難易度C(難しい)
問題文
SS社はグローバル展開する新製品について、海外特許調査を実施しようとしている。海外特許情報の検索ツールについて、最も適切な選択肢はどれか。
- 1.欧州特許庁のEspacenetなどが利用可能である。
- 2.海外特許情報は国内からアクセスできず、現地に行く必要がある。
- 3.海外特許情報はJ-PlatPatでしか検索できない。
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
欧州特許庁のEspacenet、米国特許商標庁のPublic PAIR(Patent Application Information Retrieval)、WIPOのPATENTSCOPE、中国国家知識産権局のPSSなど、各国特許庁は無料の特許情報検索サービスを提供しています。
選択肢2 → ❌誤り
海外特許情報は各国特許庁のウェブサイトから無料でアクセス可能です。
選択肢3 → ❌誤り
J-PlatPatでも一部の外国公報を検索できますが、それに限定されるわけではありません。
背景知識
グローバル展開する企業にとって海外特許調査は不可欠です。主要な無料データベースには(1)Espacenet(欧州特許庁提供、約100か国1億件以上)、(2)USPTO Patent Public Search(米国特許商標庁)、(3)PATENTSCOPE(WIPO、PCT出願を中心)、(4)CNIPA(中国国家知識産権局)、(5)KIPRIS(韓国特許庁)などがあります。商用データベースとしてはDerwent Innovation、PatBase、Orbit Intelligenceなどがあり、より高度な検索や分析機能を提供します。各国の言語対応が課題ですが、機械翻訳の精度向上により言語障壁は低下しつつあります。グローバル企業は主要マーケットの権利状況を包括的に把握することが求められます。
学習アドバイス
Espacenet、PATENTSCOPEなど主要な海外DBの名称を覚えておきましょう。
まとめ
- Espacenetは欧州特許庁の無料DB
- PATENTSCOPEはWIPOの検索サービス
- 各国特許庁がそれぞれ無料DB提供