【問187】知的財産管理技能検定3級 練習問題|特許マップ
知財実務 問27/40難易度C(難しい)
問題文
QQ社は事業戦略立案のため、特許情報を分析・可視化する特許マップを作成しようとしている。特許マップの目的について、最も適切でない選択肢はどれか。
- 1.競合他社の技術開発動向を把握する。
- 2.技術トレンドや空白領域を発見する。
- 3.特許庁から特許マップの提出を義務付けられている。
解説
正解
正解は選択肢3です(最も適切でない選択肢)。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解(適切)
競合他社の出願動向分析は特許マップの典型的な活用目的です。
選択肢2 → ✅正解(適切)
技術トレンドの把握や未開拓領域(空白地帯)の発見は、研究開発戦略立案に有用です。
選択肢3 → ❌誤り(不適切)
特許マップの提出は特許庁から義務付けられていません。各企業が自主的に作成・活用するものです。
背景知識
特許マップ(パテントマップ)は、特許情報を集計・分析し、グラフや図表で可視化した資料です。作成目的は(1)技術トレンド分析、(2)競合他社動向の把握、(3)自社の技術ポジション確認、(4)未開拓技術領域の発見、(5)研究開発戦略の立案、(6)M&A候補企業の評価、(7)投資判断などです。マップの種類には出願件数推移グラフ、出願人別分布図、技術分類別マトリクス、引用関係図、キーワードマップなどがあります。近年はAI分析ツールも発達し、特許情報の活用が高度化しています。経済産業省も特許情報活用の重要性を提唱しており、「IPランドスケープ」という概念で経営戦略との統合が進んでいます。
学習アドバイス
特許マップの目的と種類は基本知識です。IPランドスケープという概念も併せて覚えましょう。
まとめ
- 特許マップは特許情報の可視化資料
- 技術動向・競合分析・戦略立案に活用
- IPランドスケープとして経営に統合