【問160】知的財産管理技能検定3級 練習問題|ベルヌ条約の保護期間
国際条約 問10/20難易度C(難しい)
問題文
ベルヌ条約における著作権の保護期間に関する次のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.著作者の生存期間および死後50年を最低の保護期間として定めている
- 2.ベルヌ条約は、すべての著作権の保護期間を死後30年と一律に定めている
- 3.ベルヌ条約は、著作権の保護期間について一切の規定を設けていない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
ベルヌ条約7条は、著作者の生存期間および死後50年を著作権の最低保護期間として規定しています。加盟国はこれより長い期間を定めることができます。
選択肢2 → ❌誤り
ベルヌ条約が定めるのは死後50年(最低)であり、死後30年一律ではありません。
選択肢3 → ❌誤り
ベルヌ条約7条は保護期間について明確に規定しています。
背景知識
ベルヌ条約は著作者の生存期間および死後50年を最低保護期間として定めていますが、多くの国では国内法によりこれより長い期間を採用しています。日本の著作権法は従来死後50年でしたが、TPP関連法改正により2018年から死後70年に延長されました。EUやアメリカでは以前から死後70年となっていました。なお、映画の著作物、匿名・変名の著作物、写真の著作物などには別の保護期間規定があります。写真の著作物は公表後25年(最低)と独自の規定があります。ベルヌ条約の保護期間規定は国際的な標準として重要な役割を果たしています。
学習アドバイス
各国の保護期間の違いを整理しましょう。特に日本が2018年に死後70年に延長した点は重要です。
まとめ
- 最低保護期間は死後50年
- 多くの国では死後70年採用
- 日本も2018年から70年