【問159】知的財産管理技能検定3級 練習問題|ハーグ協定
国際条約 問9/20難易度C(難しい)
問題文
意匠の国際登録に関するハーグ協定ジュネーブ改正協定に関する次のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.ひとつの国際出願によって複数の締約国における意匠の保護を求めることができる制度である
- 2.ハーグ協定は、著作権の国際登録を目的とする条約である
- 3.ハーグ協定ジュネーブ改正協定による国際出願では、各締約国での意匠権の付与が国際事務局によって自動的に決定される
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
ハーグ協定ジュネーブ改正協定は、ひとつの国際出願によって複数の締約国における意匠の保護を求めることができる制度です。日本は2015年に加入しています。
選択肢2 → ❌誤り
ハーグ協定は意匠の国際登録を目的とする条約であり、著作権は対象外です。
選択肢3 → ❌誤り
各締約国での意匠権の付与の可否は、各締約国の官庁が独自に審査・判断します。
背景知識
ハーグ協定ジュネーブ改正協定は、意匠の国際登録に関する条約です。日本は2015年5月に加入しました。この制度により、WIPO国際事務局への一度の出願で複数の締約国における意匠保護を求めることができ、手続きの簡素化とコスト削減が可能になります。国際登録の存続期間は国際登録日から5年で、5年ごとに更新可能です。各国での保護期間は、締約国ごとの国内法に従います。出願は英語、フランス語、スペイン語のいずれかで行います。意匠の類型(物品、画像デザインなど)も多様な対象を含めることができます。
学習アドバイス
ハーグ協定は意匠版のマドプロ・PCT類似の制度として位置付けられます。PCT、マドプロと対比して整理しましょう。
まとめ
- 意匠の国際登録制度
- 日本は2015年加入
- 一括出願で複数国の保護可能