【問156】知的財産管理技能検定3級 練習問題|ベルヌ条約
国際条約 問6/20難易度B(標準)
問題文
ベルヌ条約に関する次のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.著作権の保護について無方式主義を採用し、権利の発生に登録等の手続きを要しない
- 2.ベルヌ条約は、著作物の創作について登録制度を採用しており、登録がなければ保護されない
- 3.ベルヌ条約は、特許権に関する国際条約である
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
ベルヌ条約は、著作権の保護について無方式主義を採用し、著作物の創作により自動的に著作権が発生することを原則としています(5条2項)。
選択肢2 → ❌誤り
ベルヌ条約は登録主義ではなく無方式主義を採用しており、著作権の発生や行使には登録などの手続きは不要です。
選択肢3 → ❌誤り
ベルヌ条約は著作権に関する国際条約であり、特許は対象としていません。
背景知識
ベルヌ条約は、1886年に成立した文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約が正式名称で、著作権に関する最古にして基本的な国際条約です。基本原則は、内国民待遇の原則、無方式主義、遡及効、独立性などです。無方式主義により、著作物の創作と同時に著作権が発生し、登録などの手続きは不要です。保護期間は原則として著作者の生存期間と死後50年以上と定められており、多くの国では死後70年と延長されています。日本もベルヌ条約加盟国であり、著作権法は同条約に準拠しています。
学習アドバイス
ベルヌ条約の無方式主義は頻出です。工業所有権のパリ条約と対比して理解しましょう。
まとめ
- ベルヌ条約は著作権の国際条約
- 無方式主義を採用
- 1886年成立の歴史的条約