【問118】知的財産管理技能検定3級 練習問題|商標の使用許諾
商標法 問18/20難易度C(難しい)
問題文
商標の使用許諾に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.商標権者は他人に専用使用権又は通常使用権を許諾することができる
- 2.商標権者が他人に使用を許諾する制度は認められていない
- 3.商標の使用許諾は専用使用権のみであり、通常使用権の制度は存在しない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
商標法30条(専用使用権)及び31条(通常使用権)の規定です。商標権者は他人に専用使用権又は通常使用権を設定・許諾できます。専用使用権は登録が効力発生要件となります。
選択肢2 → ❌誤り
商標ライセンスは積極的に行われており、フランチャイズやブランドライセンスなど実務で広く活用されています。
選択肢3 → ❌誤り
通常使用権の制度(31条)は存在します。専用使用権と通常使用権の両方があります。
背景知識
商標のライセンスは、フランチャイズビジネスやブランド・ライセンスビジネスの基盤となる重要な制度です。専用使用権は独占的な使用権で、設定された範囲では商標権者自身も使用できなくなります。通常使用権は非独占的な使用権で、複数のライセンシーに許諾可能です。専用使用権は設定登録が効力発生要件ですが、通常使用権は登録制度が廃止されています。なお、使用許諾する場合、ライセンシーによる適正な品質管理を怠ると、需要者の誤認混同を招くおそれがあるため、品質管理の義務付けが重要となります。
学習アドバイス
専用使用権と通常使用権の違い、登録の有無は基本論点です。フランチャイズ契約などの実務応用とセットで覚えましょう。
まとめ
- 専用使用権と通常使用権の2種類
- 専用使用権は登録が効力要件
- 通常使用権の登録制度は廃止済