【問54】知的財産管理技能検定3級 練習問題|複製権
著作権法 問14/40難易度B(標準)
問題文
著作権法21条の複製権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.著作者は、その著作物を複製する権利を専有する
- 2.複製権は著作者人格権の一つである
- 3.複製権の保護期間は創作後20年である
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
著作権法21条は「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する」と規定しています。これが複製権の条文表現です。
選択肢2 → ❌誤り
複製権は著作財産権(著作権)の一つであり、著作者人格権ではありません。著作者人格権は公表権・氏名表示権・同一性保持権の3つです。
選択肢3 → ❌誤り
複製権は著作財産権の一つであり、保護期間は原則として著作者の死後70年です(51条2項)。20年は特許権の保護期間です。
背景知識
複製権は著作財産権の中心的な権利であり、すべての著作物に認められています。複製とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること(2条1項15号)と定義されており、デジタルデータのコピーやハードディスクへの保存も含まれます。複製権は譲渡可能な財産権であり、ライセンス契約により他人に利用許諾することもできます。ただし、私的使用のための複製(30条)、引用(32条)、図書館における複製(31条)、学校その他教育機関における複製(35条)など、一定の場合には複製権が制限されます。
学習アドバイス
複製権は著作財産権の最も基本的な権利です。定義(2条1項15号)と権利内容(21条)を正確に押さえましょう。
まとめ
- 複製権は著作者が著作物を複製する権利(著作権法21条)
- 複製は印刷、写真、複写、録音、録画等の有形的再製(2条1項15号)
- 著作財産権であり譲渡可能、制限規定(30条以下)の対象