【問43】知的財産管理技能検定3級 練習問題|著作者の定義
著作権法 問3/40難易度A(易しい)
問題文
著作権法上の「著作者」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.著作物を創作する者をいう
- 2.著作物を最初に公表した者をいう
- 3.著作物の複製物を販売する者をいう
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
著作権法2条1項2号は著作者を「著作物を創作する者」と定義しています。実際に創作行為を行った者が著作者となります。
選択肢2 → ❌誤り
著作物を公表した者ではなく、創作した者が著作者です。公表行為は創作行為ではありません。
選択肢3 → ❌誤り
複製物を販売する者は販売業者であり、著作者ではありません。創作行為を行った者のみが著作者となります。
背景知識
著作権法では著作者を「著作物を創作する者」と定義しています(2条1項2号)。実際に創作活動を行った自然人が著作者であり、資金を提供した者や指示を出した者は原則として著作者になりません。ただし、法人等の業務に従事する者が職務上作成する著作物については、著作権法15条により一定の要件(法人等の発意、業務従事者の職務上の作成、法人等の名義での公表、契約等に別段の定めがない)を満たすと法人が著作者となります(職務著作)。著作者となることで、著作者人格権と著作財産権が原始的に発生します。
学習アドバイス
著作者は「創作した者」であることを基本として、職務著作(15条)の例外もセットで覚えましょう。特許法の発明者との類似点を意識すると理解しやすいです。
まとめ
- 著作者は「著作物を創作する者」(著作権法2条1項2号)
- 実際に創作行為を行った自然人が原則として著作者
- 職務著作の要件を満たせば法人が著作者となる(15条)