【問17】知的財産管理技能検定3級 練習問題|早期審査制度
特許法 問17/40難易度B(標準)
問題文
特許出願の早期審査制度に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.すべての出願は出願順に審査される制度である
- 2.一定の要件を満たす出願について通常より早く審査を受けられる制度である
- 3.出願料を追加することで審査期間が短縮される制度である
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
早期審査制度は出願順ではなく、所定の要件を満たす出願を優先的に審査する制度です。
選択肢2 → ✅正解
早期審査制度は、中小企業の出願、外国関連出願、実施関連出願、グリーン関連出願等の一定の要件を満たす出願について、通常より早く審査を受けられる運用上の制度です。
選択肢3 → ❌誤り
出願料の追加で審査期間が短縮されるのではなく、要件を満たす出願を対象とする制度です(ただし、有料の「スーパー早期審査」もあります)。
背景知識
早期審査制度は特許庁の運用制度で、法律に直接の規定はありませんが、中小企業・個人出願、外国関連出願(PCT国内移行後の国際段階検索結果利用出願等)、実施関連出願、グリーン関連出願(環境関連技術)、震災復興関連出願等の要件を満たす出願については、早期審査の申請により通常1年以上かかる審査を数か月程度に短縮できます。早期審査を受けるためには「早期審査に関する事情説明書」を提出する必要があります。権利化を急ぐ場合や、事業化を進めたい場合に有効な制度です。さらに早い審査を希望する場合は「スーパー早期審査」制度も利用可能です。
学習アドバイス
早期審査制度の対象となる出願類型(中小企業、外国関連、実施関連、グリーン関連等)を覚えておきましょう。実務でも重要な制度です。
まとめ
- 早期審査制度は特許庁運用の制度
- 中小企業・外国関連・実施関連等の出願が対象
- 事情説明書の提出により申請可能