【問200】ビジネスマネジャー検定 練習問題|自然災害発生時の初動対応
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問16/16難易度C(難しい)
問題文
勤務時間中に大きな自然災害が発生した直後、現場のマネジャーが優先して行うべき対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.業務への影響を最小限にするため、まずは取引先への納期遅延の連絡を最優先で行う。
- 2.被害の全体像が判明するまでは特段の対応を控え、状況が落ち着いてから動き出すこととする。
- 3.備蓄品の在庫確認や設備の点検を最優先で行い、人の安全確認は落ち着いてから行う。
- 4.部下の安否確認と避難誘導を最優先で行い、そのうえで事業の復旧に向けた対応の優先順位を組み立てる。
解説
正解は選択肢4。大きな自然災害が発生した直後は、何よりもまず部下をはじめとする従業員の安否を確認し、必要に応じて避難誘導を行うことが最優先事項である。人の安全が確保された後に、被害状況を踏まえながら事業の復旧に向けた対応の優先順位を組み立てていくという順序が、災害対応の基本的な考え方である。選択肢1は、取引先への連絡を最優先に置くものであり、人の安全確認よりも対外的な業務対応を先に行う点で優先順位を誤っている。選択肢2は、被害の全体像が判明するまで対応を控えるものであり、初動での安否確認や避難誘導という緊急性の高い対応を後回しにしてしまっている。選択肢3は、備蓄品や設備の点検を安全確認より先に行うとするものであり、人の安全よりも物的な確認を優先する点で順序が逆転している。災害時にまず人の安全を確保し、そのうえで業務の復旧を段階的に進めるという優先順位づけは、マネジャーが平時から備えておくべき基本的な考え方である。