【問198】ビジネスマネジャー検定 練習問題|不正の疑いに関する相談への対応
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問14/16難易度A(易しい)
問題文
部下から、同じ部署内で不正が行われている疑いがあるとの相談を受けたマネジャーの対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.部署内の問題は部署内で収めるべきであるため、上位の部署や社内の通報窓口には共有しない。
- 2.相談してきた部下の氏名や相談内容を、疑いをかけられている当事者にすぐに伝え、事実確認を任せる。
- 3.相談した部下が不利益を受けないよう配慮しつつ、自分の判断で処理せず組織として対応できる形につなぐ。
- 4.確たる証拠がそろっていない段階では相談として取り合わず、証拠を部下自身で集めさせてから改めて対応を検討する。
解説
正解は選択肢3。組織内の不正を早期に把握し是正するためには、相談や通報を受け止める仕組みが機能していることが欠かせない。相談を受けたマネジャーには、相談した部下が不利益な扱いを受けないよう配慮しながら、自分の判断だけで問題を処理してしまうことなく、組織として適切に対応できる形につなぐ役割が求められる。選択肢1は、部署内で問題を完結させようとする姿勢であり、上位の部署や通報窓口との共有を怠ることで、不正の是正が遅れたり隠蔽につながったりするおそれがある。選択肢2は、相談内容や通報者の情報を疑いをかけられている当事者に直接伝えるものであり、通報者の保護という原則に反し、通報者が不利益な扱いを受ける事態を招きかねない。選択肢4は、証拠がそろっていないことを理由に相談自体を取り合わないものであり、事実確認は組織として行うべき事柄であって、部下個人に証拠集めを委ねることは通報者を危険にさらしかねない。上司が通報を軽視せず組織的に対応する姿勢が、不正の早期是正につながる。