【問177】ビジネスマネジャー検定 練習問題|ハラスメント防止の雇用管理上の措置
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問15/22難易度A(易しい)
問題文
職場におけるハラスメントの防止に向けて事業主に求められる雇用管理上の措置に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ハラスメント防止のための措置は、就業規則にハラスメントを禁止する一文を記載しておけば、それ以上の対応は不要である。
- 2.防止の方針を明確化して周知するとともに、相談窓口を整備し、相談があった場合には迅速かつ適切に対応することが求められる。
- 3.ハラスメントに関する相談窓口は、問題が実際に発生してから設置すればよく、あらかじめ整備しておく必要はない。
- 4.ハラスメントの相談をした従業員に対して、相談したことを理由に不利益な取扱いを行うかどうかは、事業主の裁量に委ねられている。
解説
正解は選択肢2。事業主には、ハラスメント防止の方針を明確化して周知するとともに相談窓口を整備し、相談があった場合には迅速かつ適切に対応することが求められる。選択肢1は、就業規則への一文の記載だけで足り、それ以上の対応は不要とする点が誤りで、方針の周知や窓口の整備、事後対応といった一連の取り組みが必要である。選択肢3は、相談窓口を問題発生後に設置すればよいとする点が誤りで、いつでも相談できるようあらかじめ整備しておくことが前提となる。選択肢4は、相談したことを理由とする不利益な取扱いを事業主の裁量に委ねられた事柄とする点が誤りで、相談者が安心して声を上げられるようにするうえで、こうした取扱いをしないことは欠かせない要素である。マネジャーはこれらの措置が現場で機能しているかを日頃から意識し、部下が相談しやすい環境づくりに関わることが求められる。