【問176】ビジネスマネジャー検定 練習問題|安全配慮義務の考え方
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問14/22難易度B(標準)
問題文
会社が従業員に対して負うとされる安全配慮義務の基本的な考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.安全配慮義務は、工場など特定の危険な作業を伴う職場だけに関わるものであり、オフィス業務には関わらない。
- 2.安全配慮義務は従業員本人の自己責任に属する事項であり、会社側が負うべき義務ではない。
- 3.安全配慮義務は、従業員が安全で健康に働けるよう配慮する義務であり、心身の健康への配慮も含まれる。
- 4.安全配慮義務は、労働災害が実際に発生した場合にのみ事後的に問題となる考え方である。
解説
正解は選択肢3。安全配慮義務は、従業員が安全で健康に働けるよう配慮する義務であり、身体面だけでなく心身の健康への配慮も含まれるものと理解されている。選択肢1は、危険な作業を伴う職場だけに関わるとする点が誤りで、オフィス業務であっても長時間労働や心理的な負荷などをめぐって配慮が求められる場面がある。選択肢2は、従業員本人の自己責任に属し会社側が負うべき義務ではないとする点が誤りで、働く環境を整える責任は会社側にも及ぶ。選択肢4は、労働災害が実際に発生した場合にのみ事後的に問題となるとする点が誤りで、日頃から業務量や職場環境に目を配り、問題が生じないよう努めること自体が配慮の一部である。マネジャーは日常のマネジメントの中で部下の心身の状態に気を配り、無理のない業務運営を心がけることが求められる。