【問174】ビジネスマネジャー検定 練習問題|名ばかり管理職の問題
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問12/22難易度B(標準)
問題文
いわゆる「名ばかり管理職」が問題となる背景に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.管理職に昇進した従業員は、労働時間に関する保護からあらゆる面で一律に除外される。
- 2.管理職という肩書があれば、権限や待遇の実態にかかわらず時間外労働の扱いを問題視する必要はない。
- 3.「名ばかり管理職」とは、管理職としての経験が浅く指導力が不足している者を指す呼称である。
- 4.肩書が管理職であっても、経営者と一体的な実態がなければ、時間外労働の扱いが問題となりうる。
解説
正解は選択肢4。「名ばかり管理職」の問題は、肩書上は管理職とされていても、経営者と一体的な立場にあるといえる実態を伴わない場合に、時間外労働などの扱いをめぐって生じるものである。選択肢1は、管理職への昇進によって労働時間に関する保護からあらゆる面で一律に除外されるとする点が誤りで、肩書だけで機械的に扱いが決まるわけではない。選択肢2は、肩書があれば実態にかかわらず問題視不要とする点が誤りで、まさにこの発想が名ばかり管理職の問題を生む温床となる。選択肢3は、経験の浅さや指導力を指す呼称であるとする点が誤りで、問題の焦点は本人の力量ではなく、与えられている権限や待遇が肩書に見合っているかという実態にある。マネジャーはこの点を踏まえ、部下を管理職として処遇する際に権限や待遇の実態を伴っているかを意識する必要がある。