【問165】ビジネスマネジャー検定 練習問題|リスクの分析と優先順位づけ
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問3/22難易度A(易しい)
問題文
洗い出されたリスクを分析し、対応の優先順位を検討する際の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.発生する可能性がどれほど低くても、損失の内容がすでに明らかになっているリスクから優先的に対応すればよい
- 2.洗い出した順に上から対応していけばよく、頻度や影響の大きさをあらためて評価する必要はない
- 3.リスクが発生する頻度と、発生した場合の影響の大きさという二つの軸で捉え、優先的に対応すべきリスクを見極める
- 4.分析の結果にかかわらず、洗い出されたすべてのリスクに対して同じ水準の対策を一律に講じることを基本とする
解説
正解は選択肢3。リスクの分析では、そのリスクがどのくらいの頻度で起こりうるかという発生頻度と、実際に起きた場合にどれほどの影響を及ぼすかという影響度の二つの軸で捉え、両者を組み合わせて優先的に対応すべきリスクを見極めることが基本となる。限られた時間や資源をすべてのリスクに均等に振り向けることは現実的ではなく、この分析によってメリハリをつけることができる。選択肢1は、発生可能性を考慮せず内容の明確さだけで優先順位を決めており、分析の軸として不十分である。選択肢2は、洗い出した順番をそのまま対応の順番としており、頻度や影響の評価という分析の工程を省いてしまっている。選択肢4は、分析の結果を優先順位づけに反映させておらず、そもそも分析を行う意味を失わせている。頻度と影響度という二軸で整理する習慣を持つことが、限られた資源で効果的にリスクへ対応する土台となる。