【問164】ビジネスマネジャー検定 練習問題|リスクの洗い出しの進め方
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問2/22難易度B(標準)
問題文
職場のリスクを洗い出す際の進め方として、最も適切なものはどれか。
- 1.過去に実際に損失が生じた事柄を対象とすれば足り、それ以外は一覧に加えないようにする
- 2.まだ問題が起きていない事柄も含めて業務の流れに沿って幅広く挙げ、環境の変化に応じて定期的に見直す
- 3.影響が大きいと思われるものに絞って挙げ、影響が小さいと感じたものは記録に残さないようにする
- 4.一度作成した一覧は完成したものとして扱い、担当業務や取引先が変わっても内容を更新しない
解説
正解は選択肢2。リスクの洗い出しは、まず対象を広く挙げることに意味がある工程である。受注から納品までといった業務の流れに沿って順に見ていけば、担当者ごとの経験や記憶に頼るよりも抜けが生じにくく、まだ実際には問題が起きていない事柄も候補として拾い上げやすい。また、扱う商品や取引先、使用する仕組みが変われば、そこに潜む問題も入れ替わるため、一覧は作って終わりではなく、環境の変化に合わせて定期的に見直していく必要がある。選択肢1は、過去に損失が生じた事柄だけを対象としており、まだ顕在化していない事柄を初めから視野の外に置いてしまう。選択肢3は、影響の大小による絞り込みを洗い出しの段階で行っている点が適切でない。影響の大きさや起こりやすさによって対応の優先順位をつけるのは、洗い出した後の分析・評価の工程であり、その前に候補から外してしまうと、評価の対象にすら上がらなくなる。選択肢4は、一覧を固定的なものと捉えており、業務や取引関係の変化によって新たに生じた事柄を取りこぼすことになる。まず広く挙げ、そのうえで絞り込むという順序を意識することが、洗い出しを実効あるものにする。