【問163】ビジネスマネジャー検定 練習問題|リスクという言葉の考え方
リスクマネジメントの考え方と職場のリスク 問1/22難易度A(易しい)
問題文
経営における「リスク」という言葉の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.リスクとは確実に発生することが決まっている損失のことであり、起こるかどうかが不確実な事象は含まれない
- 2.リスクとは自然災害など外部環境の変化に限られる概念であり、組織内部の要因によって生じるものは含まれない
- 3.リスクはいずれも好ましくない事態であるため、対応としては全面的に避けることだけを考えれば足りる
- 4.リスクとは損失が生じる可能性を意味する概念であり、回避のほか、状況に応じて許容したり影響を抑えたりする対応もある
解説
正解は選択肢4。リスクとは、将来何らかの損失が生じる「可能性」を意味する概念であり、発生するかどうか、また発生した場合の程度がどのくらいかが不確実であることが特徴である。そのため、リスクへの向き合い方も一律に避けることだけではなく、内容や大きさに応じて受け入れたり、影響を小さくする工夫をしたりと幅がある。選択肢1は、確実に発生するものだけをリスクとしており、不確実性という本質的な要素が抜け落ちている。選択肢2は、外部環境の変化に限定しているが、職場内のミスや手順の不備といった内部要因もリスクの源になり得る。選択肢3は、あらゆるリスクを回避することだけが対応であるとしているが、事業を進める以上、一定のリスクを受け入れて活動せざるを得ない場面も多い。マネジャーには、リスクを一律に恐れるのではなく、その性質を見極めたうえで向き合う姿勢が求められる。