【問161】ビジネスマネジャー検定 練習問題|イノベーションと発明の違い
マーケティング・イノベーションと財務の基礎 問15/16難易度B(標準)
問題文
経営学における「イノベーション」の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.誰も思いつかなかった技術を発明することそのものを指す言葉である
- 2.新しい価値を生み出し、それを社会や市場に普及させることまでを含む概念である
- 3.既存の製品やサービスの品質や仕組みを変えずに維持し続けることを指す言葉である
- 4.大企業だけが取り組むことのできる、大規模な設備投資を伴う活動に限られる
解説
正解は選択肢2。イノベーションとは、単に目新しい技術や発明を生み出すことにとどまらず、それによって新しい価値をつくり出し、市場や社会に広く行き渡らせるところまでを含む概念である。優れたアイデアや技術も、実際に使われ、価値として認められなければイノベーションとは呼べない。選択肢1は、発明そのものとイノベーションを同一視しており、普及の過程が抜け落ちている点で誤り。選択肢3は、現状維持をイノベーションと呼んでおり、変化を伴わない点でむしろ逆の内容になっている。選択肢4は、イノベーションを大企業の大規模投資に限定しているが、日常業務の小さな工夫や改善の積み重ねから生まれることも少なくない。現場のマネジャーにとっても、既存業務の改善と新しい挑戦を両立させながら、日々の気づきを価値につなげていく視点が求められる。