【問158】ビジネスマネジャー検定 練習問題|プロダクトライフサイクルの成熟期・衰退期
マーケティング・イノベーションと財務の基礎 問12/16難易度A(易しい)
問題文
プロダクトライフサイクルにおける「成熟期」と「衰退期」でマネジャーが取るべき打ち手に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.成熟期・衰退期のいずれの段階においても、導入期と同様に製品そのものの認知拡大を目的とした広範な広告投下を最優先の打ち手とすべきである
- 2.成熟期は売上が伸び始めたばかりの段階であるため新規顧客の獲得に集中すべきであり、衰退期は逆に売上が最も高い水準にある段階であるため増産に集中すべきである
- 3.成熟期と衰退期はいずれも市場の成長を終えた後の段階であり市場や競合の状況も同じであるため、両段階で取るべき打ち手に違いを設ける必要はない
- 4.成熟期は競合との差別化や既存顧客の維持に重点を置き、衰退期は製品の縮小・撤退や新たな用途・市場の模索を検討するなど、段階に応じた対応をとる
解説
正解は選択肢4。成熟期は市場の成長が鈍化し競合との競争が激しくなる段階であるため、他社との差別化や既存顧客との関係維持に重点を置く打ち手が求められる。衰退期は市場そのものが縮小していく段階であり、製品の縮小・撤退の検討や、新たな用途・市場を模索するなど、成熟期とは異なる対応が必要になる。選択肢1は認知拡大のための広範な広告投下を挙げているが、これは認知度が低い導入期に適した打ち手であり、成熟期・衰退期の説明としては誤り。選択肢2は成熟期と衰退期の特徴を取り違えており、売上が伸び始める段階は成長期にあたる。選択肢3は両段階で市場・競合の状況が同じで打ち手に違いを設ける必要がないとしているが、両段階は市場の成長段階が異なり、取るべき対応も異なる。段階ごとの違いを踏まえて打ち手を切り替える視点が、部門の商品戦略を検討するうえで重要になる。