【問156】ビジネスマネジャー検定 練習問題|顧客価値と価格の関係
マーケティング・イノベーションと財務の基礎 問10/16難易度C(難しい)
問題文
顧客価値と価格の関係に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.価格は原価だけでなく、顧客がその製品・サービスから得られると感じる価値に見合っているかという観点からも検討する必要がある
- 2.価格は製造や提供にかかる原価に一定の利益を上乗せして決定すれば十分であり、顧客がその製品・サービスをどう感じているかを考慮する必要はない
- 3.顧客が感じる価値は価格の高低によってのみ決まるため、価格を高く設定すればするほど顧客が感じる価値も比例して高まる
- 4.価格は競合他社の設定と完全に一致させることが最も重要であり、自社製品・サービスの価値を個別に検討する必要はない
解説
正解は選択肢1。価格を検討する際には、製造や提供にかかる原価を積み上げるだけでなく、顧客がその製品・サービスから得られると感じる価値に見合った水準になっているかという観点を持つことが重要である。顧客が感じる価値に対して価格が高すぎれば選ばれず、逆に価値に見合わない安さは自社の収益を圧迫しかねない。選択肢2は原価に利益を上乗せするだけで足りるとしており、顧客側の価値認識という視点が欠けている。選択肢3は価格の高低が価値を一方的に決めるとしているが、価値は顧客の受け止め方によって形づくられるものであり、価格を上げれば必ず価値が高まるとは限らない。選択肢4は競合の価格に合わせることのみを重視しており、自社の製品・サービスが提供する価値の検討を欠いている。顧客が感じる価値と価格の対応関係を意識することが、部門の商品・サービスの提供方針を検討するうえで欠かせない視点となる。