【問154】ビジネスマネジャー検定 練習問題|STPの各段階の役割
マーケティング・イノベーションと財務の基礎 問8/16難易度A(易しい)
問題文
マーケティングにおけるSTPという枠組みに関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.自社を顧客の頭の中でどう位置づけるか(ポジショニング)を最初に定め、次に狙う市場を選定(ターゲティング)し、最後に市場を細分化(セグメンテーション)する
- 2.市場を細分化(セグメンテーション)し、その中から狙う市場を選定(ターゲティング)した上で、その市場での自社の位置づけ(ポジショニング)を明確にする
- 3.細分化・狙う市場の選定・自社の位置づけという3つの段階に前後関係はなく、いずれの結論も他の段階の検討内容には影響を与えない
- 4.ターゲティングによって市場を性質の異なる層に細分化し、セグメンテーションで狙う市場を選定した上で、ポジショニングで自社の位置づけを定める
解説
正解は選択肢2。STPは、市場を性質の異なるニーズを持つ層に細分化する「セグメンテーション」、その中から自社が経営資源を投入して狙う市場を選ぶ「ターゲティング」、選んだ市場の顧客の頭の中で自社の製品・サービスをどのような存在として位置づけるかを明確にする「ポジショニング」の3つからなり、この順で検討を進める枠組みである。選択肢1は位置づけを最初に、細分化を最後に置いており、本来の流れと逆になっている。選択肢3は3つの段階に前後関係がないとしているが、後の段階は前の段階の結論を前提として進むため、順序立てて検討する必要がある。選択肢4はセグメンテーションとターゲティングの役割そのものを取り違えており、細分化を行う段階と狙う市場を選ぶ段階の名称が入れ替わっている。市場を分けずに狙う市場を選ぶことも、狙う市場を定めずに自社の位置づけを考えることもできないため、この順序を正しく理解しておくことが、マーケティング施策全体の一貫性を保つ土台となる。