【問153】ビジネスマネジャー検定 練習問題|市場調査で陥りやすい思い込みを避ける姿勢
マーケティング・イノベーションと財務の基礎 問7/16難易度B(標準)
問題文
マネジャーが市場調査の結果を活用する際に陥りやすい思い込みを避けるための姿勢として、最も適切なものはどれか。
- 1.自らの過去の成功体験に基づく仮説は既に実証済みであるため、新たな市場調査によって改めて検証する必要はないと考える
- 2.自分の経験や願望に基づく仮説であっても、事実と決めつけず、客観的なデータや一次情報に照らして確認する姿勢を持つ
- 3.調査結果が自分の想定と異なる場合には、調査の手法や対象者に誤りがあると考え、想定に沿う形にデータを解釈し直す
- 4.少数の顧客から聞いた意見であっても、それが強い印象を伴うものであれば、市場全体の傾向を代表していると判断してよい
解説
正解は選択肢2。市場調査は、自分の経験や願望に基づく仮説を裏づけるためではなく、その仮説が本当に妥当かを確かめるために行うものである。マネジャーは自らの仮説を事実と決めつけず、客観的なデータや現場から得られる一次情報に照らして確認する姿勢を持つ必要がある。選択肢1は過去の成功体験を無条件に正しいとみなしており、市場環境の変化を踏まえた検証を怠る思い込みの典型である。選択肢3は想定に反する結果が出た際に調査側の誤りを疑い、都合よく解釈し直すもので、いわゆる確証バイアスに陥っている。選択肢4は少数の印象的な意見を市場全体の傾向と同一視しており、代表性を欠く判断につながる。こうした思い込みを避け、データと現場の声を素直に受け止める姿勢が、マーケティング施策の精度を高めるうえで欠かせない。