【問124】ビジネスマネジャー検定 練習問題|事業ドメインの定め方
経営計画・事業計画と戦略 問20/20難易度A(易しい)
問題文
自社が事業を行う領域を示す事業ドメインの定め方についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.誰にどのような価値をどのような手段で提供するかで定め、広すぎず狭すぎない範囲に絞り込む
- 2.取り扱う製品の種類そのもので定めるのが原則であり、顧客が誰かや提供する価値の中身は問わない
- 3.将来の機会を逃さないよう可能な限り広く定め、資源配分は個別の案件ごとにその都度判断する
- 4.いったん定めた領域は環境が変化しても変えず、同じ範囲を維持し続けることが安定につながる
解説
正解は選択肢1。事業ドメインとは自社が事業を行う領域のことで、「誰に(顧客)」「どのような価値を(機能)」「どのような手段で(技術・資源)」提供するのかという観点から定めるのが一般的である。この定め方をすると、製品の形が変わっても事業の軸がぶれにくくなる。範囲は広すぎても狭すぎても機能しない。選択肢2は誤りで、製品の種類だけで領域を定めると、その製品が売れなくなったときに事業そのものの意味を見失いやすく、顧客が本当に求めている価値を捉え損なう。選択肢3も誤りで、可能な限り広く定めると経営資源が分散し、どこにも競争優位が築けないまま中途半端に終わる。選択肢4も誤りで、市場や技術が変われば領域の見直しは必要であり、固定し続けることはむしろ環境変化への対応を遅らせる。マネジャーにとっては、自部門の仕事が全社のドメインのどこを担っているのかを理解しておくことが、部門の計画づくりの出発点になる。