【問105】ビジネスマネジャー検定 練習問題|経営計画・経営戦略と経営理念の位置づけ
経営計画・事業計画と戦略 問1/20難易度A(易しい)
問題文
経営理念、経営ビジョン、経営戦略、経営計画の一般的な関係についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.経営理念は組織の価値観や存在意義を示し、経営ビジョンは目指す将来像を描き、経営戦略はビジョン実現に向けた方向性を定め、経営計画はその戦略を具体的な行動に落とし込むものと位置づけられる
- 2.経営計画がまず組織の存在意義を定め、それに沿って経営理念が将来像を描き、経営ビジョンが実行の方向性を示し、最後に経営戦略が日々の業務手順を定めるという順序で策定されるものと位置づけられる
- 3.経営理念と経営ビジョンは同一の内容を指す言葉であり、経営戦略と経営計画も互いに同じ内容を指す言葉であるため、実務上はこれらを区別する意味はなく、いずれか一方のみを用いれば足りる
- 4.経営戦略は現場の担当者が個別に作成するものであり、経営理念や経営ビジョンは経営層のみが用いる言葉であって、部門の計画づくりや現場の行動指針とは関係を持たないものとされる
解説
正解は選択肢1。一般に、経営理念は組織が拠って立つ普遍的な価値観や存在意義を示し、経営ビジョンはその理念のもとで目指す将来像を描き、経営戦略はビジョン実現に向けた大枠の方向性を定め、経営計画はその戦略を具体的な行動計画に落とし込むという階層関係で捉えられる。選択肢2は、この階層の順序を入れ替えており、経営計画が理念を定めるとするなど関係を取り違えている。選択肢3は、経営理念とビジョン、経営戦略と計画をそれぞれ同一の言葉としているが、それぞれ役割の異なる別の概念であり誤りである。選択肢4は、経営理念やビジョンが現場の行動指針とは無関係だとしているが、これらは経営計画や事業計画を通じて現場の判断基準にもつながるものであり誤りである。マネジャーは、自部門の事業計画が上位の理念やビジョン、戦略とどうつながっているかを理解しておく必要がある。