【問102】ビジネスマネジャー検定 練習問題|指揮命令系統の一元化
チームのマネジメントと企業組織論 問12/14難易度B(標準)
問題文
組織運営における「命令一元化の原則」(いわゆるワンマン・ワンボス)の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.一人の部下が複数の上司から指示を受けられるようにすることで、業務の停滞を防ぎ迅速な意思決定を可能にする考え方
- 2.現場の担当者が上司の指示を仰がずに独自の判断で行動できるようにし、指揮命令の階層そのものを撤廃する考え方
- 3.一人の部下は特定の一人の上司からのみ指揮命令を受けるようにすることで、指示の混乱や責任の所在の不明確化を防ぐ考え方
- 4.部門を横断するプロジェクトでは、複数の上司が同一の部下に対して同等の権限で指示を出すことを標準とする考え方
解説
正解は選択肢3。命令一元化の原則とは、一人の部下は特定の一人の上司からのみ指揮命令を受けるようにするという考え方であり、複数の上司から矛盾する指示が出されることによる混乱や、問題が起きた際の責任の所在の不明確化を防ぐことを狙いとする。選択肢1は、複数の上司から指示を受けられることを迅速な意思決定につながるとしているが、実際には指示の食い違いを招きやすく、命令一元化の狙いに反する。選択肢2は、指揮命令の階層そのものを撤廃するとしており、一人の上司からの指揮命令という枠組み自体を否定しているため誤りである。選択肢4は、複数の上司が同等の権限で同一の部下に指示を出すことを標準とするとしており、命令一元化とは逆の状態を望ましいとしている点で誤りである。マネジャーは、他部門の部下に直接指示を出す場面などでは、この原則を意識し当該部下の上司との調整を経ることが求められる。