【問101】ビジネスマネジャー検定 練習問題|権限と責任の考え方
チームのマネジメントと企業組織論 問11/14難易度A(易しい)
問題文
組織における「権限」と「責任」の関係についての一般的な考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.権限は担当者個人の裁量に属するものであり、組織から付与される責任とは本来切り離して考えるべきものである
- 2.業務の遂行に必要な権限を与えられた者は、その権限の行使に見合った責任を負うべきであり、両者は対応関係にあるとされる
- 3.責任を負う範囲は権限の大きさとは関係なく決まるものであり、権限を持たない者にも同等の責任を課すことが望ましいとされる
- 4.権限を委譲した場合、委譲した上司の責任はすべて委譲先の部下に移り、上司はその業務について責任を負わなくなる
解説
正解は選択肢2。組織においては、業務を遂行するために必要な権限を与えられた者が、その権限の行使に見合った責任を負うという「権限と責任の対応関係」が基本的な考え方とされる。権限だけを与えて責任を問わない、あるいは権限のない者に責任だけを課すことは、組織運営の一貫性を損なう。選択肢1は、権限を組織から付与される責任と切り離して個人の裁量とみなしており、両者を対応させるという基本的な考え方に反する。選択肢3は、責任の範囲が権限の大きさと無関係に決まるとしており、対応関係を否定する誤りである。選択肢4は、権限を委譲すれば上司の責任がすべて部下に移るとしているが、権限の一部を委譲しても、その業務全体に対する上司の責任が消えるわけではない。マネジャーは、部下に権限を委ねる際にも自らの責任の所在を見失わないことが求められる。