【問100】ビジネスマネジャー検定 練習問題|ライン部門とスタッフ部門の役割
チームのマネジメントと企業組織論 問10/14難易度C(難しい)
問題文
組織における「ライン部門」と「スタッフ部門」の関係についての基本的な考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.スタッフ部門は現場に対する指揮命令権を持ち、ライン部門の業務遂行を直接指示することで専門知識を反映させる
- 2.ライン部門は組織の目的達成に間接的に関わる部門であり、製品やサービスの提供はスタッフ部門が直接担当する
- 3.ライン部門は製品やサービスの提供に直接関わり、スタッフ部門は専門的な立場からライン部門の活動を支援する
- 4.スタッフ部門を置く狙いは指揮命令系統を二重にすることにあり、ライン部門はスタッフ部門の指示を優先して従う
解説
正解は選択肢3。ライン部門は、製品の製造や販売、サービスの提供など、組織の目的達成に直接関わる業務を担う部門であり、スタッフ部門は、人事や経理、法務といった専門的な知識をもとにライン部門の活動を支援する役割を担う。両者は担う機能が異なり、スタッフ部門は基本的に助言や支援を行う立場であって、ライン部門の業務を直接指揮する権限を持つわけではない。選択肢1は、スタッフ部門が現場の指揮命令権を持ちライン部門を直接指示するとしており、助言・支援を役割とするスタッフ部門の位置づけを取り違えている。選択肢2は、ライン部門が目的達成に間接的に関わり、製品やサービスの提供はスタッフ部門が担うとしているが、両部門の役割を逆に説明したものであり誤りである。選択肢4は、スタッフ部門を置く狙いを指揮命令系統の二重化にあるとし、ライン部門がその指示に優先して従うとしているが、スタッフ部門を設ける狙いは専門知識によってライン部門を支えることにあり、指揮命令の一元性を崩すことではない。マネジャーには、自部門がどちらの役割を担っているかを踏まえ、他部門と適切に連携する姿勢が求められる。