【問99】ビジネスマネジャー検定 練習問題|マトリックス組織の特徴
チームのマネジメントと企業組織論 問9/14難易度C(難しい)
問題文
マトリックス組織の特徴として、最も適切なものはどれか。
- 1.業務の専門性ごとに部門を編成し、同じ分野の人材を集めることで、部門内に知識やノウハウを蓄積しやすくする形をとる
- 2.職能別の軸と製品・プロジェクト別の軸を交差させ、担当者が双方の責任者から指示を受ける体制をとる
- 3.製品や地域ごとに事業部を置き、開発から販売までの権限をその事業部にまとめて持たせて運営する形をとる
- 4.上位から下位へ一本の指揮命令系統を通し、各担当者が指示を受ける相手を常に一人に限定する形をとる
解説
正解は選択肢2。マトリックス組織は、職能別の軸(専門性)と製品・プロジェクト別の軸を組み合わせた組織形態であり、一人の担当者が職能部門の上司とプロジェクトの責任者という複数の指揮命令系統のもとに置かれる点に特徴がある。専門性を保ちながら製品や市場ごとの対応も同時に追求できるという長所がある一方、指揮命令系統が一元化されないため、指示の優先順位をめぐる調整の手間や、担当者が板挟みになりやすいという短所を抱える。選択肢1は、専門性ごとに部門を編成して知識を蓄積するという職能別組織の説明であり、二つの軸を交差させるマトリックス組織の仕組みを述べたものではない。選択肢3は、製品や地域ごとの事業部に権限をまとめて持たせるという事業部制組織の説明であり、複数の軸が交差する体制とは異なる。選択肢4は、指示を受ける相手を常に一人に限定するという内容で、指揮命令系統の一元化を徹底する考え方を述べたものであり、複数の指揮命令系統が併存することを前提とするマトリックス組織とは正反対である。マトリックス組織を運用するマネジャーには、他の軸の責任者との調整を日常的に行う姿勢が求められる。