【問97】ビジネスマネジャー検定 練習問題|職能別組織の特徴
チームのマネジメントと企業組織論 問7/14難易度A(易しい)
問題文
職能別組織(機能別組織)の特徴として、最も適切なものはどれか。
- 1.営業や製造といった専門性ごとに部門を編成するため、部門内で専門性が高まりやすい一方、部門間の連携に手間がかかりやすい
- 2.製品や地域ごとに一貫した権限を持つ事業単位を置くため、各事業内での意思決定は迅速だが、経営資源が事業間で重複しやすい
- 3.一人の担当者が複数の上司から指揮命令を受ける形をとるため、専門性と機動性を両立できるが、指揮命令系統が複雑になりやすい
- 4.組織の階層をできるだけ少なくし、小さな単位が自律的に判断しながら業務を進められるようにする形をとる
解説
正解は選択肢1。職能別組織は、営業、製造、開発、人事といった業務の専門性(職能)ごとに部門を編成する組織形態であり、同じ専門分野の人材が一つの部門に集まるため、専門知識やノウハウが蓄積されやすく、部門内の効率性を高めやすいという長所がある。一方で、製品や顧客ごとに一貫した対応をとる際には複数の職能部門をまたいだ調整が必要になり、部門間の連携に手間がかかりやすいという短所もある。選択肢2は、製品や地域ごとに権限をまとめて持たせる事業部制組織の特徴であり、職能別組織とは異なる組織形態を説明している。選択肢3は、一人の担当者が複数の上司の指揮を受ける点で、マトリックス組織の特徴を述べたものであり、職能ごとに部門を分ける職能別組織とは異なる。選択肢4は、階層を減らして小さな単位の自律的な判断を重視する組織のあり方(いわゆるフラット型)を述べたものであり、専門性ごとに部門を編成するという職能別組織の説明にはなっていない。組織形態を検討する際は、それぞれの長所と短所を踏まえたうえで、自社の事業特性に合わせた選択が重要になる。