【問96】ビジネスマネジャー検定 練習問題|非公式組織への向き合い方
チームのマネジメントと企業組織論 問6/14難易度B(標準)
問題文
組織図には表れない、職場の中で自然に生まれる人間関係のつながり(非公式組織)について、マネジャーの理解として最も適切なものはどれか。
- 1.非公式なつながりは指揮命令系統を乱す原因にしかならないため、マネジャーは職場で業務外の交流が生まれないよう抑え込むべきである
- 2.非公式なつながりは助け合いを後押しする面と、公式の方針と異なる考え方が広がる面の両方を持つため、その働きを踏まえて向き合う
- 3.非公式なつながりは組織図に位置づけられていないため、業務の進み方に影響することはなく、マネジャーが把握しておく必要もない
- 4.非公式なつながりは公式の組織構造を代替するものであり、業務上の指示や決定もこうしたつながりを通じて行うほうが望ましい
解説
正解は選択肢2。職場には、組織図で定められた部門や役職とは別に、業務を通じて自然に生まれる人間関係のつながりが存在する。こうしたつながりは、公式の経路では伝わりにくい情報が早く共有されたり、部門をまたいだ協力が生まれたりするといった形で業務を後押しすることがある一方、公式の方針とは異なる考え方や慣行がその中で広がり、変革の妨げになることもある。マネジャーには、そのどちらの働きもあり得ることを踏まえて向き合う姿勢が求められる。選択肢1は、非公式なつながりを弊害だけをもたらすものと決めつけ、交流そのものを抑え込むべきだとしているが、協力関係の土台になる面を見落としており、適切とはいえない。選択肢3は、組織図に位置づけられていないことを理由に業務への影響がないとしているが、実際には情報の伝わり方や職場の雰囲気を通じて業務の進み方に影響し得るため、把握しておく必要がある。選択肢4は、非公式なつながりが公式の組織構造を代替するとしたうえで、業務上の指示や決定をそこで行うことを勧めているが、責任の所在が曖昧になり、つながりの外にいるメンバーが必要な情報を得られなくなるため、適切ではない。