【問95】ビジネスマネジャー検定 練習問題|組織風土の形成と変革
チームのマネジメントと企業組織論 問5/14難易度A(易しい)
問題文
組織風土(組織文化)の形成と変革についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.組織風土は制度や規程を新たに整備した時点で完全に定まり、その後は運用の実態にかかわらず変化しない
- 2.組織風土は日々の意思決定や行動の積み重ねを通じて形成され、マネジャーの言動もその形成に影響する
- 3.組織風土は経営トップの意向のみによって決まるものであり、現場のマネジャーの行動が影響を与えることはない
- 4.いったん出来上がった組織風土は変えることができないため、マネジャーが変革に取り組む意味はない
解説
正解は選択肢2。組織風土は、就業規則のような明文化された制度だけでなく、日々の意思決定や行動、上司と部下のやり取りの積み重ねを通じて形成されていくものであり、マネジャー自身の普段の言動も、その職場の風土に少なからぬ影響を与える。選択肢1は、制度や規程を整備した時点で風土が完全に定まり、その後は運用実態にかかわらず変化しないとしているが、実際には制度が形だけのものになれば風土はそれに合わせて形骸化しうるため、運用の実態を無視することはできない。選択肢3は、経営トップの意向のみで風土が決まり現場のマネジャーの行動は影響しないとしているが、現場での日常的なやり取りは風土形成に大きく関わっており、この説明は現場マネジャーの役割を過小評価している。選択肢4は、いったん出来上がった風土は変えられないとしているが、風土が日々の行動の積み重ねで形づくられる以上、時間はかかるものの、行動の基準や日常のやり取りを変えていくことで風土も変わりうる。変革を諦める理由にはならない。マネジャーは、自らの言動が職場の風土形成に影響することを自覚し、日々の行動を通じて望ましい風土を育てていく姿勢が求められる。