【問92】ビジネスマネジャー検定 練習問題|チームの発達段階
チームのマネジメントと企業組織論 問2/14難易度B(標準)
問題文
チームが結成されてから成果を上げるようになるまでの発達段階についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.チームは結成された時点から成果を最大限に発揮でき、時間の経過とともに次第に成果が低下していくのが一般的である
- 2.意見の対立は望ましくないため、対立が生じないよう最初から役割と手順を細部まで固定しておくべきである
- 3.結成初期は手探りであり、意見の対立が表面化する時期を経て、役割や進め方の共通認識ができると成果を上げやすい
- 4.チームの成果は結成からの経過期間だけで決まるものであり、メンバー間の関係性の変化が成果に影響することはない
解説
正解は選択肢3。チームは結成されてすぐに高い成果を出せるわけではなく、初期は手探りで様子を見合う段階、続いて役割や進め方をめぐる意見の対立が表面化する段階を経て、共通の規範や役割分担についての合意ができると、機能的に成果を上げられる段階に移行していくという発達的な捉え方がある。選択肢1は「結成時点から成果最大化、その後低下」としており、実際の傾向とは逆である。初期段階はむしろ手探りで様子見が中心であり、成果は経験を積むにつれて高まっていくのが一般的である。選択肢2は、対立を発生させないために最初から役割と手順を細部まで固定するとしているが、意見の対立が表面化する過程を経ることは、チームが共通認識を形成するうえで避けて通れない場合が多く、対立を封じ込めることが必ずしも望ましい対応とは言えない。選択肢4は、経過期間だけで成果が決まるとして、メンバー間の関係性の変化を無視しており、発達段階という考え方そのものを否定してしまっている。マネジャーは、チームが今どの段階にあるかを見極め、対立が生じている時期には無理に抑え込まず、合意形成を支援する関わり方が求められる。