【問67】ビジネスマネジャー検定 練習問題|ダイバーシティとインクルージョンの関係
部下のマネジメントとリーダーシップ 問21/24難易度B(標準)
問題文
職場における「ダイバーシティ」と「インクルージョン」の関係についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.多様な経歴や属性をもつ人材を採用して職場の構成比を高めさえすれば、一人ひとりが力を発揮できる状態は自然に整う
- 2.インクルージョンとは、多様な人材に多数派のやり方へ合わせてもらうことで、職場の同質性を保つ状態をいう
- 3.多様な人材が在籍するだけでなく、その意見が実際の議論や意思決定に活かされる状態をつくることが重要である
- 4.少数派の意見は合意形成に時間がかかるため、議論では多数派の意見を優先して運営することが望ましい
解説
正解は選択肢3。ダイバーシティは多様な人材が職場にいる状態を指すのに対し、インクルージョンは一人ひとりが受け入れられ、その持ち味や意見が実際に活かされている状態を指す。両者は段階の異なる概念であり、マネジャーには、多様なメンバーがそろっているかどうかにとどまらず、発言が議論や意思決定に反映される場をつくることが求められる。選択肢1は、構成比を高めれば力を発揮できる状態が自然に整うとしているが、人材がそろっても発言が通らなければ持ち味は活かされず、採用の段階だけで完結する話ではない。選択肢2は、インクルージョンを多数派への同化と捉えているが、これは違いを平準化する方向であり、多様な視点を活かすという趣旨と逆である。選択肢4は、多数派の意見を優先すべきとしているが、少数派の視点が排除されれば多様な人材を迎えた意味が失われ、議論の幅も狭まる。人材をそろえる段階と、活かす段階を分けて考える視点が問われる。