【問66】ビジネスマネジャー検定 練習問題|アンコンシャス・バイアスの捉え方
部下のマネジメントとリーダーシップ 問20/24難易度B(標準)
問題文
多様な人材をマネジメントするうえで意識すべきアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.本人がはっきり自覚している偏見だけを指すため、自分の考えを丁寧に振り返れば取り除くことができる
- 2.誰もが持ちうるものであり、本人が意図しないまま仕事の割り振りや評価の判断に影響することがある
- 3.経験の浅い管理職に特有のもので、管理職としての経験を重ねるにつれて自然に生じなくなっていく
- 4.個人の価値観にかかわる事柄であるため、業務上の判断とは切り離して扱えば足りるものである
解説
正解は選択肢2。アンコンシャス・バイアスとは、これまでの経験や見聞きしてきた情報から形づくられた無意識の思い込みをいい、誰もが持ちうるものである。本人に差別する意図がなくても、「この仕事は若手には難しいだろう」「育児中の部下に出張は頼みにくい」といった形で、仕事の割り振りや評価の判断に影響してしまう点に問題がある。選択肢1は誤りで、自覚できている偏見はバイアスの一部にすぎず、無意識であることこそがこの概念の要点である。選択肢3も誤りで、経験を重ねるほど過去の成功体験が思い込みを強めることもあり、経験年数によって自然に解消されるものではない。選択肢4も誤りで、内心にとどまらず具体的な業務判断に表れるからこそマネジャーの課題となる。無意識である以上、意識するだけで完全になくすことは難しく、判断の根拠を言語化する、複数の目で確認するといった仕組みで影響を抑えることが実務上の対処となる。