【問64】ビジネスマネジャー検定 練習問題|人間観の対比
部下のマネジメントとリーダーシップ 問18/24難易度B(標準)
問題文
マグレガーが提唱したX理論・Y理論についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.X理論は、人は本来仕事を好み条件次第で自ら責任を引き受けようとするという人間観に立ち、Y理論は、人は本来仕事を嫌い命令や統制がなければ働かないという人間観に立つ
- 2.X理論とY理論は、いずれも人は外部からの統制がなければ働かないという同一の人間観を前提としており、両者の違いは統制の強さの程度にとどまるものである
- 3.X理論とY理論は、部下の性格を二つの型に診断して分類するための手法であり、マネジャー自身が部下をどう捉えているかという前提とは関わりがないものである
- 4.X理論は、人は本来仕事を嫌い命令や統制がなければ働かないという人間観に立ち、Y理論は、条件次第で人は自ら進んで働き責任を引き受けようとするという人間観に立つ
解説
正解は選択肢4。マグレガーは、人は本来仕事を嫌い命令や統制がなければ働かないとするX理論的な人間観と、条件が整えば人は自ら進んで仕事に取り組み責任を引き受けようとするY理論的な人間観を対比させた。選択肢1は、X理論とY理論の説明が入れ替わっており、内容が逆である。選択肢2は、両者を同一の人間観としたうえで違いを統制の程度の差にすぎないとしているが、X理論とY理論は前提とする人間観そのものが対照的であり、程度の差として整理されたものではない。選択肢3は、部下の性格を診断して分類する手法だとしているが、X理論・Y理論は部下を仕分ける道具ではなく、マネジャーが人をどのような存在として捉えているかという前提を対比させたものである。自分がどちらの前提で部下を見ているかを意識することは、指示の与え方や権限委譲の姿勢の見直しにつながる。