【問63】ビジネスマネジャー検定 練習問題|二要因理論の考え方
部下のマネジメントとリーダーシップ 問17/24難易度B(標準)
問題文
ハーズバーグが提唱した二要因理論(動機づけ・衛生理論)の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.動機づけ要因と衛生要因は、いずれも満たされるほど積極的な満足が高まる同質の要因であり、両者を区別して扱う必要はないとする考え方である
- 2.給与や労働条件などの衛生要因は、満たされないと不満につながるが、満たされたからといって積極的な満足や意欲の向上には直結しにくいとする考え方である
- 3.達成感や仕事そのものの面白さといった動機づけ要因は、満たされても意欲の向上には結びつかず、不満を防ぐ働きだけを持つとする考え方である
- 4.給与や労働条件などの衛生要因は、手厚くすればするほど仕事への積極的な満足感が比例して高まり続け、動機づけの中心的な手段になるとする考え方である
解説
正解は選択肢2。ハーズバーグの二要因理論では、給与、労働条件、対人関係、会社の方針といった衛生要因は、不足すると不満の原因になるが、満たしても積極的な満足や意欲の向上には直結しにくいとされる。一方、達成感や承認、仕事内容そのものの面白さ、責任といった動機づけ要因が満たされることで、積極的な満足や意欲の向上につながるとされる。選択肢1は、両要因を同質のものとして区別不要としているが、二要因理論は不満に関わる要因と満足に関わる要因を性質の異なるものとして分けた点に特徴がある。選択肢3は、動機づけ要因の働きを不満の防止にとどまるとしているが、これは衛生要因の説明であり、両者の役割が入れ替わっている。選択肢4は、衛生要因を手厚くすれば満足が比例して高まり続けるとしているが、衛生要因は不満の防止に働くものとされ、動機づけの中心的な手段とは位置づけられていない。実務では、待遇改善だけでなく仕事の任せ方や内容の工夫を併せて考える必要がある。