【問57】ビジネスマネジャー検定 練習問題|PM理論の考え方
部下のマネジメントとリーダーシップ 問11/24難易度B(標準)
問題文
三隅二不二が提唱したPM理論についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.リーダーの行動のうち、P機能とは集団のまとまりを保つ働きを指し、M機能とは目標の達成に向けて成員に働きかける働きを指すと整理される
- 2.リーダーの行動を、目標の達成に向けて働きかけるP機能と、集団のまとまりを保つM機能に分けて捉え、双方が高い型が望ましいとされる
- 3.P機能とM機能は互いに打ち消し合う関係にあり、一方を高めれば他方は低下するため、どちらか一方に絞って発揮すべきだとされる
- 4.P機能を欠いたままM機能だけが高い型が最も高い成果をもたらす型とされ、P機能は補助的な位置づけにすぎないと整理される
解説
正解は選択肢2。PM理論は、リーダーの行動を二つの機能から捉える考え方である。一つは目標の達成や課題の遂行に向けて成員に働きかけるP機能(パフォーマンス機能、目標達成機能)であり、もう一つは成員間の人間関係に配慮して集団のまとまりを保つM機能(メンテナンス機能、集団維持機能)である。この二つの機能の高低の組み合わせによってリーダーの行動を類型化し、双方が高い型が最も望ましいと位置づけられている。選択肢1は、P機能とM機能の内容を入れ替えており、目標達成に向けた働きかけがP機能、集団の維持がM機能という対応と逆になっている。選択肢3は、二つの機能が打ち消し合う関係にあるとしているが、この考え方では両方を同時に高めることが可能であり、どちらか一方に絞るべきものとはされていない。選択肢4は、M機能だけが高い型を最良としているが、人間関係への配慮が厚くても目標達成への働きかけが弱ければ成果に結び付きにくく、双方が高い型が望ましいとする整理とは異なる。自分の関わり方がどちらかに偏っていないかを点検する視点として活用できる。