【問52】ビジネスマネジャー検定 練習問題|指示を出す際の目的と背景の伝え方
部下のマネジメントとリーダーシップ 問6/24難易度B(標準)
問題文
部下に仕事を指示する際、作業手順だけでなく目的や背景も併せて伝えることの意義について、適切な記述はどれか。
- 1.指示の背景や目的を伝えることで、部下は状況の変化に応じて自分で判断しやすくなり、指示の意味を理解したうえで取り組める
- 2.背景や目的を説明すると部下が指示の妥当性に疑問を持ちやすくなるため、作業手順だけを簡潔に伝えるほうが仕事は円滑に進む
- 3.背景や目的の説明が必要かどうかは部下の経験年数だけで判断すればよく、業務内容の複雑さは考慮しなくてよい
- 4.背景や目的を伝える時間は本来の作業時間を圧迫するため、指示は結論となる作業内容だけに絞るべきである
解説
正解は選択肢1。指示の背景や目的を伝えると、部下は「何のためにその作業を行うのか」を理解したうえで取り組めるため、想定外の事態が起きた際にも自分なりに判断して対応しやすくなる。単に手順だけを伝えた場合に比べて、部下の納得感や主体性も高まりやすい。選択肢2は、背景や目的の説明が指示への疑問を招くとしているが、むしろ理由が分からないまま作業させるほうが、部下に不安や不信感を生みやすい。選択肢3は、判断基準を経験年数のみに限定しているが、業務の複雑さや影響範囲によっても、どこまで背景を説明すべきかは変わってくる。選択肢4は、背景説明を単なる時間の浪費とみなしているが、目的の理解不足による手戻りやミスは、結果として説明を省いた以上の時間的損失を招くことがある。目的と背景をあわせて伝えることは、指示の質を高める基本動作といえる。